神様も知らない
辛い…。高遠琉加さんの神様も知らない読んだ。絶対精神瀕死になるってわかってたからずっと積んでたけど意を決して読んだ。やっぱり瀕死でぼろぼろ。
神経衰弱読んだ時と同じく全て嘆きと書きなぐりで意味不明なので未読の方は特に読んでも意味がありません。
私は結構佐季に肩入れして読んでたのでまあそれはそれは辛くてたまらなかった。
佐季にとって司は多分文字通りたった一つの光でただ欲しいと願った一人の神様だったんだと思う。神様はいないって言ってるけど神に近いものをやっと見つけたのが司。
でも司にとって佐季はなんだったんだろう?半分で救いで全てだったのだろうけど、だけど…?慧介とのセックスが初めての好きな人とのセックスでもう私は呆然とした。
お願いだから佐季を置いていかないでよ司…って思ったけどもうだめだった…………………。
ラブレター読んでて中盤辺りからもしかしたら司と佐季二人でどこか行ってしまうんじゃないかと思ったけど行かなかった。
佐季は死んじゃうしその最期を看取るのは流だしもうほんと辛い。佐季は最期救われたんだろうか。
佐季って名前だけが自分が持ってるものでほかは空っぽだったって辛すぎる。書いててまた泣いてしまう。
佐季と司が同じ血を流したくて、同じ血になりたくて血を混ぜあったところがこの小説の全てなんじゃないかと思う。
もしかしたら二人でひとつになれたはずなのに。天使は神様を見つけて失わないはずだった。でも奪われてしまう。
もし佐季が教会で死なずに生きていたらそっちの方が辛いかもしれない。
司は慧介を好きになり佐季に罪を償って欲しいと願ったし、司はある意味一番残酷なのかもしれないけどでもやっぱり司と佐季はこれから先もずっと一緒なんだろうなとも思う。
多分誰がいても誰が来ても入ることの出来ない何かが二人にはある。
司の半分は佐季で佐季の半分は司というのは司が死ぬまでなくならないし、死んでもなくならないんじゃないかな。
私の語彙力じゃ書きたいことが上手く書けないけど、聖域みたいな関係だったのかもしれない。
司と慧介が出会わなければよかったのに、って佐季に肩入れしてると結構思っちゃったりするけど難しいな。肩入れをなしに見たらやっぱり二人は罪を犯してしまって、それを償わなければならない。
佐季はもし流が手を取って引っ張りあげてくれたら暗い道から抜け出せたのかなあ。たぶん佐季は誰が手を取ろうと暗い道から抜け出せなかったような気がする。
辛い…本当に辛い…。もうこれBLなのかなんなのかわからない。苦しさ…。
辛い苦しい辛いしか言葉が出ないけどとにかく辛くて胸が痛い。
またぼんやりと余韻に浸りつつ生きようと思います…。
2019.11.24 坦々麺