辛い麺好き

BL雑記八割

辛い麺好きについて

 

 

 

当ブログを開いていただきありがとうございます。

 

ここは学生オタク担々麺による雑記ブログです。八割雑記です、雑記じゃない方が珍しい。

毎月読んだBLをまとめたり、衝動的に書きたくなった時に書いています。

しれっとネタバレをするのでご注意ください。

 

 

タイトル下にも書いてありますがBLの感想文がとても多いです。BLというジャンルが苦手、そもそも知らない方はプラウザバック推奨です。

BL以外にはポケ森のことを書いたりしています。だいたい推しが可愛いという嘆き記事です。なんの参考にもなりませんが、キャラメル(推し)は可愛いので見てください。

 

 

少しだけ管理人担々麺について

学生オタクです。とてつもなく自由人で天邪鬼。

小説が大好きです。BLも大好きです。あと食べることも大好きで美味しいものを探しています。

 

ツイッター→@mentantan

 

 

 

 

何か思い出したら書き加えます。

 

 

 

 

2019.9.18 坦々麺

 

 

 

 

十一月に読んだ本(BL)

 

 

 BLの話です。

 

 

 

ついに師走がやってくるんだなあ……。ここ毎月時の流れの速さに震えてるばかりな気がする。あと一ヶ月とかやっぱり震えます。

 

 

 

十一月読んだBLまとめ

 

 

 

ifの世界で恋が始まる/海野幸

リーマン喧嘩ップルって聞いて飛びついた。思ってたより喧嘩ップルじゃなかったかな…?というか私の中の喧嘩ップルは付き合ってから喧嘩してる人達だった……!!!!!!!!
ifの世界の好きな人と現実の好きな人、ifの方があれなのに現実の方が恋しいのめちゃくちゃいいな。

 

 

犬と小説家と妄想癖/高遠琉加

官能小説家と教師です。付き合うまでは割と早いけど付き合ってから色々ある。割と巷では面倒臭い受けとして名高いけど、今まで自分が異性が好きだと思ってたのに同性を好きになったら有り得るんじゃないかなあと思う。そんなすぐにセックスできるんだろうか。

 

 

捨てていってくれ/高遠琉加

前作のスピンオフ。前作だとこ、こいつーーー!!!って思ってた編集者の沖屋さんがめちゃくちゃしんどくてし、しんど………って感情で包まれる。しんどい。

 

 

兄弟の事情/渡海奈穂

これは私の勝手なあれなのですが実兄弟だと勘違いして買った。やっぱ兄弟BLはいいな。兄が結構あれなんだけど最後にはいい感じになってによによした。兄弟ありがとう。

 

 

純情不埒/高遠琉加

一瞬付き合わずに終わるのかと思った。本当に。

 

 

ネガ/はらだ

ついに読んだ、はらださんの漫画を。何人かの方に読むべきって言われてたけどチキって読んでなかったんだけどhontoがセールしてたのでえいって買った。私の中のはらださんのイメージはバイオレンスで攻めがクズってイメージだったけど、このネガはそんなことなかった…!割とフェチの領域かな?
リスタートが特に好きでした。
次はにいちゃんを読む予定です。気合を入れる。

 

 

神様も知らない.楽園の蛇.ラブレター

前後してるけどシリーズまとめてで。
これはもう脳を奪われた。ほんとに辛くて悲しくて切なくて久しぶりにBL読んで泣いた。
聖域のような、まるで半身のような二人が出会って色々あって色々あってその二人と刑事二人の終着点がほんとに色々あるので読んでください。

 

 

恋するインテリジェンス(7)/丹下道

藍染さんの顔がめちゃくちゃ好きなのでめちゃくちゃ楽しみにしてました。メインカプは割とあっさりというか、えっ?これで終わり?みたいな。面白かったけどもうちょっと話欲しかったな〜…。これからの展開のためなんだろうか…。
期待の星黒瀬准も出てきたのでよかったです。期待してます。

 

 

運命の転機は三十歳でした/夕映月子

これはほんとによかった。もう読みながら昇天するかと思った。攻めが絶妙で最高。
めちゃくちゃよかったので誰か読んでお願い。
良さを語るとネタバレになるのが辛いけど攻めーーーー!!!!!ってなる。

 

 

 

 

これはBLでもなんでもないのですが森博嗣地球儀のスライスがめちゃくちゃ面白かった。パソコンが森博嗣を一発変換してめちゃくちゃ驚いてる。なんで森博嗣は変換できてイケメンは池面になるんだよ。イケメンも変換して欲しい。
地球儀のスライスは私が思う森博嗣が詰まってて最高だった。めちゃくちゃ好きな小鳥遊錬無が主人公の小説も入ってて本当に最高。そしてパソコンは小鳥遊未搭載だった。高梨以外にもあるんだよたかなしは…。 
片方のピアスは結局弟なのか兄なのかよくわからなかったし、素敵な日記は伏線がんがん張ってるのに最後まで全然わからなったし、僕に似た人とか解説ブログ読むまでトリックがわからなかった。
こうやって森博嗣は人々を捕らえて離さないんだなあと思った。とにかく面白いのでおすすめです。

 

 

 

 

神様も知らないに脳を奪われましたがなんとか生きてます。息もできない。

 

 

 

 

 

2019.11.30 坦々麺

 

神様も知らない

 

 

 

辛い…。高遠琉加さんの神様も知らない読んだ。絶対精神瀕死になるってわかってたからずっと積んでたけど意を決して読んだ。やっぱり瀕死でぼろぼろ。

 

神経衰弱読んだ時と同じく全て嘆きと書きなぐりで意味不明なので未読の方は特に読んでも意味がありません。

 

 

 

 

 

私は結構佐季に肩入れして読んでたのでまあそれはそれは辛くてたまらなかった。

佐季にとって司は多分文字通りたった一つの光でただ欲しいと願った一人の神様だったんだと思う。神様はいないって言ってるけど神に近いものをやっと見つけたのが司。

でも司にとって佐季はなんだったんだろう?半分で救いで全てだったのだろうけど、だけど…?慧介とのセックスが初めての好きな人とのセックスでもう私は呆然とした。

お願いだから佐季を置いていかないでよ司…って思ったけどもうだめだった…………………。

 

 

ラブレター読んでて中盤辺りからもしかしたら司と佐季二人でどこか行ってしまうんじゃないかと思ったけど行かなかった。

佐季は死んじゃうしその最期を看取るのは流だしもうほんと辛い。佐季は最期救われたんだろうか。

佐季って名前だけが自分が持ってるものでほかは空っぽだったって辛すぎる。書いててまた泣いてしまう。

 

 

佐季と司が同じ血を流したくて、同じ血になりたくて血を混ぜあったところがこの小説の全てなんじゃないかと思う。

もしかしたら二人でひとつになれたはずなのに。天使は神様を見つけて失わないはずだった。でも奪われてしまう。

もし佐季が教会で死なずに生きていたらそっちの方が辛いかもしれない。

 

 

司は慧介を好きになり佐季に罪を償って欲しいと願ったし、司はある意味一番残酷なのかもしれないけどでもやっぱり司と佐季はこれから先もずっと一緒なんだろうなとも思う。

多分誰がいても誰が来ても入ることの出来ない何かが二人にはある。

司の半分は佐季で佐季の半分は司というのは司が死ぬまでなくならないし、死んでもなくならないんじゃないかな。

私の語彙力じゃ書きたいことが上手く書けないけど、聖域みたいな関係だったのかもしれない。

 

司と慧介が出会わなければよかったのに、って佐季に肩入れしてると結構思っちゃったりするけど難しいな。肩入れをなしに見たらやっぱり二人は罪を犯してしまって、それを償わなければならない。

 

 

佐季はもし流が手を取って引っ張りあげてくれたら暗い道から抜け出せたのかなあ。たぶん佐季は誰が手を取ろうと暗い道から抜け出せなかったような気がする。

 

 

 

 

辛い…本当に辛い…。もうこれBLなのかなんなのかわからない。苦しさ…。

 

 

辛い苦しい辛いしか言葉が出ないけどとにかく辛くて胸が痛い。

またぼんやりと余韻に浸りつつ生きようと思います…。

 

 

 

 

2019.11.24 坦々麺

10月読んだ本(BL)

 

 

 

BLの話です。

 

 

10月は全然読めてない…。

 

 

 

 

花鳥風月/志水ゆき

BL漫画で一番好きな花鳥風月の最新巻!めちゃくちゃ待ってた。

メインのカプは結構意外性があるというか、攻めの方が重そうなのに実は受けの方が重いっていうのがめちゃくちゃいい。

もうひと悶着ありそうだし、そこで!?ってところで終わったし一年後が楽しみすぎる。

書き下ろしは最推しカプがめちゃくちゃイチャイチャしてて最高だった。感謝。

 

 

告白/高遠春加

とても閉じた関係の二人。

攻めがどうしようもないというか結構クズなんだけどほんとにどうしようもなくて辛い。攻めだけが壊れてるように見えて受けも…っていうのが精神に刺さった。

互いに相手のナイフになるのが最高でした。

 

 

天国に手が届く/夕映月子

とても好きな作家さん夕映さんのデビュー作。やっと読めた〜!登山らしい登山をしたことがないからとても新鮮というか新しい世界を知った。

天国に手が届きそうっていうのがすごく好き。

もう二度と人とは山に行かないと決めた攻めと攻めを憧れている受けの少しずつ進む関係が最高だった…めちゃくちゃ好き。

 

 

甘い運命/高遠琉加

愛と混乱のレストランシリーズのスピンオフ。これは最初の一ページだけ読んで読む勇気を失い一ヶ月ぐらい放置してたけど早く読めばよかった…。

色々あって感情を押し殺そうとするパティシエとその元担任の話です。

めちゃくちゃ面白いドラマをそのまま文章にしたような一冊。うますぎて感想が出てこない…。

お互いに相手の涙が自分の代わりの涙だと思ってるのが最高にいい。

BLだけどBLなのかよくわからないです…。めちゃくちゃよかった…。

 

 

ミルククラウンのゆううつ/崎谷はるひ

ミルククラウンシリーズ二冊目!

個人的に攻めが髪を切ったのがショックだった…。長髪のままでいてほしかったーーーーー!!!!

それは悲しかったけど他は面白かったです。安心安定のクオリティ…!!

色々あってすれ違ったり喧嘩したりしながらもいい二人になってるなあ…。

攻めの昔の姿がめちゃくちゃかっこよかった……。

 

 

 

 

今月五冊しか読んでない。なんかBLを読む気分じゃない月だった…。でも読めば最高!!!!!神!!!!!!ってなるんだけどな……

 

とりあえず今年があと二ヶ月しかない現実に震えながら十一月もBLを読もうと思います。

 

 

 

 

 

2019.11.2 坦々麺

 

 

 

 

九月読んだ本(BL)

 

 

いつの間にか今年もあと3ヶ月らしいです。涼しくなったり暑くなったりして辛い。そろそろ安定して欲しい。

 

 

 

九月は十八冊読みました。まあ月並み。いつも通り。

今月は半分ぐらい同じ人のBLを読んでいました。

 

 

 

いつも通り感想とか。

私結構それによって文の長さが違いますが面白さとはあまり比例してないです。面白くても二行ぐらいの時もある。

 

 

あめの帰るところ/朝丘戻。

これは塾講師と生徒に惹かれて買った。攻めの先生が変わってるというか不思議で愛情表現もとてもストレートでによによした。そしてそこから一気に突き落とされた…。好きとはなんなんですかね…。

 

 

誘春/吉田珠姫

血の繋がりのある親子の父×子っていうのを読んでみたくて買った。買う前から狂ってると聞いていたのでほーん狂ってんのか〜(最高)って思ってたんだけど本当に狂ってた。ハチャメチャプレイです。もう手遅れすぎる親子なので楽しく生きて欲しい。二編構成で後半の話はちょっとホラー目のシリアス。これを読むと前半も腑に落ちる気がする。

 

 

恋するインテリジェンス4~6/丹下道

官僚たちの恋愛模様は人間が増えに増えて私の頭では処理しきれません。誰や…みたいな人が数人いた、誰や……。

武笠さんは髪を下ろすと私めちゃくちゃ顔が好きです。先森さんの顔が一番好きなので六巻は踊りながら読んだ。なんか普通に柳さんもっとやばい人だと思ってたらいい人でした。次が藍染さん(顔好き)の話らしいので楽しみです。

恋するインテリジェンスはまおちゃんと先森さんの並びと関係性が結構好きです。

 

 

天国が落ちてくる1~3/高遠琉加

本当に出会えてよかったなあと思うふたりの話。とても苦しい。攻めがどこかで息をしてくれていたらいいのに、と期待と不安を胸に抱きながら祈っていた人に出会えてよかった。二冊目の書き下ろしはラブ要素はないけど、BLとは…と考えた。

 

 

神経衰弱ぎりぎりの男たち 地球は君で回ってる 最後から一番目の恋/高遠琉加

攻めの孤独さでぼろぼろになって、三冊目の表題作のそれを超える孤独さでぼろぼろになったBL。三冊目の表題作ほんとにちょっとすごすぎるので読んでください。BLを超えた何か。

 

 

壁の中の嘘と秘密/高遠琉加

全寮制の男子校BL。受けの抱えた秘密があれだしそのことについてなあなあにされないのがいい。

 

 

愛と混乱のレストラン 美女と野獣と紳士 唇にキス舌の上に愛/高遠琉加

レストランの話なんだけど料理の描写がめちゃくちゃ丁寧で読んでるだけでうわー食べたい!って思った。BLだけどBLじゃなくてドラマを見てるような感覚でした。攻めの食べることへの情熱というか食べるとはどういうことかっていう考えがとても好きです。

 

 

君は僕の初恋の人/高遠琉加

これは壁の中の嘘と秘密のスピンオフで十日間一緒に過ごした先生二人の話。攻めの執着が結構すごい。ちょっと並外れてるけど執着攻めめちゃくちゃ好きなのでよかった〜〜〜。

 

 

こいのうた/高遠琉加

言葉にできない〜〜〜〜受けの先生の顔がめちゃくちゃ好きってことだけ書いておく。

 

 

楽園暮らしはどうですか?/夕映月子

おじさん攻めだと思って買ったら普通に若くて( 'ω')ファッ!?ってなった。アラサー年上攻めです。めちゃくちゃよかった、私が好きな年上攻めの攻めだった。

甘くて優しくて神以外にいうことがない。年上攻め好きな人読んでくださいお願いします。

 

 

 

 

今月は大半高遠琉加さんのBLを読んでいました。今まで胸がえぐられたBL沢山あったんですけど、高遠さんの小説って余韻がすごくて脳がぼーっとするのがとても長い。今もぼーっとしています。

孤独を描くのがうますぎて私も孤独になりそう…(?)

 

 

 

家に積み本がどっさりあるので十月はそれをちまちま読み進めていきたい所存。

あとたまには新刊を追いたいなあ…と思っています。

 

 

 

 

2019.10.1 坦々麺

 

 

 

 

秋とポケ森

 

 

 

ポケ森はキノコ狩りイベントが終わりガーデンイベが始まりました。種集めが辛いです。

 

ポケ森にも秋が来ました。キャラメルのフォーチュンクッキー復刻も始まりました、ここまで必死で貯めたチケットを溶かしました。☆5は来そうにありません。まあでもいい感じに色々貰えたので満足です。

 

 

 

ここ最近のポケ森 ほぼ写真

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めちゃくちゃビックな鯛が釣れた。ビッグすぎでは?
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これを作ったときキャラメルはめちゃくちゃ喜んでくれました。可愛いです。f:id:mentantan:20190926103023j:image

ハンモックでお昼寝するキャラメル。かわいい。守りたいこの寝顔

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これはお祭りデートですね、どう見てもデート

屋台主もニコバンだし最高の写真。花火が打ち上がるのとタイミングを合わせたのでいい感じの明るさになった(伝われ)

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フラワーイベントでもらった車に乗り手を振るキャラメル。黄色い声を上げるモブになりたい。
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アア〜〜!!!!かわいい!!!キャラメルとニコバンの組み合わせは最高ですね。
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ビックな鯉も釣れた。
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花束を持ち満面の笑顔のキャラメル。かわいい。守りたいこの笑顔
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題:ストリートミュージシャンとその追っかけ
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スケボーをするメリヤスちゃんかわいい!キャラメルとメリヤスちゃんの組み合わせも好きです。ほんわか
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全面四人を見て。みぞれちゃん(友達の推し)キャラメル(最推し)アポロ(好き)ニコバン(好き)、最高の並びすぎて直ぐに座りました。チップをごそっと渡したい。
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何も言うことは無い。このキャラメルを見てくれ

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ああ…(昇天)

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コテージを秋仕様にしました。コテージは季節感を常に出していきたい。

きのこシチューめちゃくちゃ可愛くてお気に入りです。

 

 

 

ポケ森のガーデンイベ辛い。種集めもうしたくない。前半期間もう終わるのにサボりまくって全然集まってない。私にハロウィンは来るのか。

 

そして来月ニコバンのフォーチュンクッキーが出ると聞き泣きました。チケットはありません。やることは一つ。

 

 

 

 

 

2019.9.29

 

 

 

無題

 

 

 

 

タイトルが思いつかない。なんて書けばいいのかもわからない。

 

高遠春加さんの神経衰弱ぎりぎりの男たちシリーズ全三冊読み終わった。

なんかもうよくわからなくてそのよくわからないのを吐き出すためなので本当に雑記です。意味不明な文章しかない。

 

 

 

三冊目の表題作はなんなんだ…。放心してる。意味がわからない。

本妻の子供と愛人の子供、父親が同じで互いの母親が双子だからほとんど普通の兄弟といっても差し障りがない。

どうして好きになったんだろう。他の形で出会えれば救われたのかなって思ったりもしたけどあの形で出会うしかなかった。本妻の子供と愛人の子供でなければ相手を好きになることすらなかった。愛人の子供だからではなく、愛人の子供として育ったことにより形成された人間を好きになった。

好きになっていいことなんて何一つなかったって思うような恋愛ってどんなものなんだろう。

何があっても満たされない、何もいらない、一番欲しいと渇望したことだけが手に入らない、自分が欲しいものを何もかも持っていて相手がいなければ自分が家の子供になれたかもしれないのに、

互いを繋いでいたものは何だったんだろう。弟は愛していたけど兄が弟に抱いていたものはなんだったんだろう。愛情なのか血の繋がり故の何かなのか。

手を繋いでいて欲しかった、ただそれだけだったのに。

愛してる、一生愛し続けるってことを伝えることすら出来ない。出来なかった。伝えたいのにその機会を失った。

幸せでいて欲しいと願われた人間がいなきゃ幸せなんてどこにもないのにその人がいなくなったらどうやって幸せになればいいんだろう。

 

救いなんてどこにもなくて出口は死ぬ事だったのかな、自分の兄のことが気が狂うほど好きで好きでたまらなくてただ欲しいと願った唯一のことで。

匡一の過去を知った時にはそのどうしようもなさというか孤独さに息が詰まったけどそれすらが薄く感じるほどの孤独で包まれた話だった…。

 

なんだろう、この二人は幸せになってもいけないんだろうな。それが兄弟ってことでもある。

たまに兄が鬼なんじゃないかと思ったりしたけど、序盤の憎まれてないとでも思ったかっていう発言からなんかもういろんな意味でぐちゃぐちゃになる。

 

最後読むのが辛くて久しぶりにBL読みながら泣いた。私涙腺がゆるゆるの割に小説では全然泣かないのでほんとに珍しい。

 

読後の感情が東野圭吾白夜行に少し似ている。話は全然違うけど。

 

 

 

・・・

 

主となるカプの二人は出会えてよかったなあと三冊目の表題作を読むとさらに思う。

攻めの告白の破壊力が凄まじい。

 

 

・・・

 

なんかもうしんどいとかそういう感情が起きない。この感覚はなんだろう、ただただ放心している。

BLってよりもただ人間と人間が恋をしていてその心理状態とかをずっと深々と読んでいる感じ。

ちょっと世界が違う。こういう小説があるから読書ってやめられないんだと思う。

 

 

家にあと10冊ぐらい高遠さんの小説あるけどこの感情を引き摺ったままどうやって読めばいいんだろう…。

 

 

 

 

2019.9.18 担々麺