八月読んだ本(BL)
BLの話です。
もう八月が終わるのかと震えています。今年涼しくなるのが早くてありがたい。
先月から始めた一ヶ月に読んだBLまとめを今月もやる。
今月は全部感想っぽいのを書く。相変わらず雑記です。
こんな感じで十六冊読みました。月並みです。
しれっとネタバレする可能性があるので絶対にネタバレ厳禁の人はここでプラウザバックしてください。
きみのはなし、/朝丘戻。
朝丘さんはずっと気になってたけど読めてなくてやっと読んだ。
ずっと冷めないぬるま湯に浸かっているようなゆらゆらしている二人、もどかしさともまた違う不思議な二人だった。
策士と奥手の攻防戦/海野幸
偽の童貞と本物の童貞の話。読みながら何度も笑った…。受けが攻めを童貞だと思い込んで恋愛がどんなものかを教えるんだけど、受けは本当の童貞だからわたわたしていてめちゃくちゃかわいい。
終盤の展開がまさかすぎてびっくりしたけど、海野さんは海野さんだから!っていう安心感がある。受けがかわいい…。
ケモノの季節/菱沢九月
菱沢さんの成長しきっていない二人の微妙な感情をうまく描く文章が好きだなあと思った。
蛍火/栗城偲
倦怠期というか擦れあってる二人。攻めは浮気をするのでそこが無理な人は駄目だと思うけど、ラブラブだけでは満足できない人におすすめ。私はBLを読みながらこれはいつまでも続くんだろうか…というどうしようもない感想を多々感じるのでとても面白かった。まさに大人の恋って感じ。
楽園建造計画1~4/高遠琉加
これはこのシリーズで二回記事を書いたのでそっちを読んでください(土下座)って感じだけど本当に最高でした。青春が好きな人はどうか読んで~~~~!!!
好きで子供なわけじゃない/菱沢九月
お隣のお兄ちゃんと高校生の話です。互いに必要としあっていたんだなあ…。やっぱり年上攻めはいいな…。途中でちょっとサスペンスっぽさがある。一瞬攻めがサイコなのかと思った。ごめんなさい。年の差好きな人は読んでください。
悪い男には裏がある/海野幸
とにかく男運がない、クズとしか付き合ったことがない受けと顔が良すぎて誤解されてきた攻め。ベクトルは違うけどどちらもうーむ…って恋愛しかしたことがなくて出会えてよかったな…と思った。受けの歴代の恋人クズすぎてそれによって作り上げられた思考回路が凄まじい。攻めが実はSっていうのも最高だった。ラブコメ好きな人は読んで。
一途な夜/砂床あい
避妊具開発っていう衝撃のワードに惹かれて買った。攻めの正体にはうすうすそうなんだろうなって思ってたけども。攻めが実は恋愛体質っていうのもいいな。
夏休みには遅すぎる/菱沢九月
何か抱えている攻めに振り回される受け。攻めが抱えているものがああ~~なるほど~~~~~~~~~~~~~~~。攻めがクズってわけでもないけど割りと受けがかわいそうなので自分勝手というかそういう感じが嫌いな人にはおすすめできない…。後半は結構ギャグみがあった。
ミルククラウンのためいき/崎谷はるひ
攻めがどストライクだった~~~~~~~!!!!!!私と攻めの趣味(?)があう人は絶対好きだと思う。私の趣味は知らんって感じだけども…。長髪攻めは最高。続きあるのありがたい買います。
君がいなけりゃ息もできない/榎田尤利
人生初榎田さん!受けのルコちゃんのキャラが強烈すぎる。生活能力が赤ちゃんのもはやバブ!なんやかんやで放り出すことができない攻めは頑張れ~!
この二人はある意味なあなあの関係だと思うから幸せにいけそう。
ルームメイト/雪代鞠絵
人生初MM小説。舞台が海外の小説は読んだことあるけど、外国の人が書いてそれを訳されたBLは初めてだった。超訳って書いてたからどれぐらいのあれなのかわかんないけど。SMではあるけどソフトだし、痛めつけるとかではなくて相手への気遣いもあるし互いの性癖が合致してのSMだから読みやすいと思う。
私が想像する海外の青春って感じだった。
恋人でありながら最高の親友って関係性大好き人間なのでずっと大事にしたい一冊。
チョコレート密度/崎谷はるひ
崎谷さんはとんでもぶっとび攻めを書く天才なのか…?よくこんなぽんぽんとすごい発言ができるなと感心してたら一冊終わってた。ドS攻め大好きなのでいい攻めでした。王道BLかも…。嫌がる受けとか、強引な攻めとか、ほだされる受けとか。私が思う王道なのでズレがあっても許してください。
私は未だに楽園建造計画の余韻で頭がぼんやりしています。数日BLが読めなかったって書こうと思ったけど一日あけた次の日普通に読んでいた。ただなんかずっと頭の中を占領している。
私にしては珍しく今月買ったBLを全て読みきれていないのはこれがあるからだと思う。今家にある未読BLは二冊でリアル親子と朝丘さんの泣けそうなものです。どちらも気合を入れて読もうと思います。
私この間までカラーボックス一段にBLのマンガも小説も収まってたのにもう収まらないし本棚もカラーボックスも足りません。四次元ポケットどこで買えるか教えてください。
2019.8.31 坦々麺
楽園建造計画読み終わった
BLの話です。
昨日の今日でまた書く。
昨日書いた楽園建造計画の最終刊を読んだ。眠気と戦いつつ夜中の一時ぐらいに読み終えた。
またツイートを貼る。
楽園建造計画本編は読み終わった 最高だった ほんとによかった 良いなんて言葉じゃ収まりきらない
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
小説を読んでた 小説だった もう泣きそう
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
楽園建造計画全部読み終わった。
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
言葉が出ないぐらい私が探していたBLだった。
さよならを教えたいが今まで読んだBLの中で一番もうどうすることもできない二人だった…ほんとにほんとによかった…
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
楽園建造計画の二人もァア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
なんでもそつなくこなせるのも才能の一つなんだろうけど、たった一つのことで生きていくためにはそつなくこなせる才能では生きていけないんだろうなあ… 唯一求めたものになる才能はないか…
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
ほんとに追い詰められた先の終着点だったな…
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
最終刊は感情が本当に忙しかった。どんどん時間は進んでアパートで過ごす時間が永遠ではないのが当たり前だけど悲しかった。どうして永遠はないんだろう。ずっとずっと学生でいられるはずもないのにそれを信じてしまう。
門出っていいことなのに寂しいなあ。みんな新しい道が当たり前にあってそこに留まれるわけがないんだけど。
写真を学んでいる大学生と経済学部に通う大学生は付き合うのか謎だといっていたけど付き合った。けど他の二つのカプに比べると付き合った!!!!!!!!!みたいな感じはあんまりなくゆら〜っとしてた。この二人がセックスするの想像できないな~って思ってたらほんとにしなかった。
この二人はのんびりと関係を進めていくんだろうな…。
攻めの蝶野くんが放浪癖というかふらふらしやすいから付き合うの大変だろうけど、まあなんとかやっていけそうな気がしなくもない。
もう出会えないのかな、この二人はばらばらになって学生証のみの繋がりで終わるのかなあって思ったから出会えてよかった。
学年は同じだけど実は年の差っていうのがいいなあ…。
一冊目ではなんでこんなアパートに引越してきたのかと後悔していた受けが最後には住人との別れを惜しんでいて泣けた。
さよならを教えたいは本当に追い詰められた二人の終着点だった。今まで共依存みたいな二人はちまちま読んだけどどんな二人よりも共依存だった。お互いにお互いが必要でたまらないからそこなし沼にどんどん進んでいく。
攻めの屋敷さんはかっこよくてなんでもそつなくこなせるからこそなりたいことが見つからなかった。そしてやっと見つけたやりたいことは受けの皐月の才能を一番近くで感じで不可能だと悟る。皐月を愛しているのに悔しさとか憎しみから関係が崩れてしまい爆発する。そこで皐月はもう絵なんか描かないと宣言して本当に描かずにずっと二人はセックスして過ごす。世界は二人だけになったのかもしれなかった。
この二人の最後は読んだ人だけの特権だと思うから書かないでおく…。
なんとなくだけど楽園建造計画ともう一つの"理想郷"物語のこの楽園と理想郷は狙っていたような気がする。さよならを教えたいの最後の一文を読んでそう思った。
楽園建造計画はちるちるとhontoの朽ちないBL小説のノミネート作品にざっと目を通して知った。誰か知らないけどノミネートしてくれてありがとう…。楽園建造計画があったカテゴリ他にも投票したいのがあって頭抱えてる。
私が探していたBLに出会えて本当に嬉しい。
本当にどの話も明るくて暗くて広くて狭くて、永遠が好きだけど裏切ってほしい人間には最高でした。
終わって欲しくない日々にもいつか終わりがあるけどそれは悲しいことじゃないんだよなと言い聞かせながらまた読書に勤しもうと思う。余韻がすごい。
2019.815 坦々麺
とにもかくにもしんどい
BLの話です。
またBLを読んであまりのしんどさに胸が痛くなり苦しんでいる。
まだ全部読んでないけど今書かないと全部忘れる!!!!!と思ったので書く。小説読み終わると大方内容を忘れてしまうので一分一秒を争う戦い。
いつも通り雑記なのでネタバレしかないです。
読んでいるのは高遠琉加さんの楽園建造計画です。
今三冊目まで読み終わりました。最終刊が読みたいのに読みたくなくて手が震えます。
表題作の楽園建造計画と書き下ろしのさよならを教えたいの二つの話が載ってて、この二つは微妙に繋がっているというか舞台が同じです。微かにああ…とわかる。
話は武蔵野にあるぼろぼろアパートの住人たちの交流やら恋愛やら。青春群像劇ってあらすじには書いてた。
カプは美大生同士(書き下ろし)と、美大生・苦学生と芸大生と経済学部生(表題作)の三カプ。一番最後の二人は付き合うのかどうなのか今のところよくわからないぐらいじわじわと話が進んでる。あと全員同じ大学です。芸大と美大に分けたのは絵を描いてるかそうでないかの違いでなんとなくわけただけです。
他アパートの住人が出てきます。割とキャラが濃い。
ツイッターで呟いたのを貼っておく。割といいたいことはこれでいけそうな気もする。
儚いなんて言葉が薄っぺらく感じてしまうほど刹那的 この一瞬一瞬にしかない全てが詰まってる もう二度と戻れない起こらない瞬間の素晴らしさ
— 坦々麺 (@mentantan) August 13, 2019
本当に綺麗な文章 電車が通れば揺れるアパート、咲いて散る桜、アトリエに吹く風、その全部が一瞬でわかる
— 坦々麺 (@mentantan) August 13, 2019
果てしなくBLで果てしなく青春
— 坦々麺 (@mentantan) August 14, 2019
最後のツイート通り本当にどこまでも青春なのにどこまでもBL。
BLと青春って結構共存してると思うけど、今まで読んだ中では一番どちらもが立っていた。どっちの側面でも読める。
タイトルがぴったりだと思う。楽園を建造している途中。それぞれの楽園。
楽園建造計画もさよならを教えたいも楽園、理想郷を作っている感じだけど雰囲気が真逆。
楽園は明るさと暗さどちらも持っているけど全体的には明るい。二人でありながらも他の人が入る余地がある。他の人もいる楽園。
一方さよならを教えたいの理想郷は他者を寄せ付けない。必要としない。二人だけでい続けることが理想郷なんだろうな。雰囲気も暗いし狭い。
一つ屋根の下、寮ではなくアパートだけど元寮だからか寮みたいな雰囲気がある。共同の居間や台所には誰かがいたり、停電したらみんなでろうそくを探したり。知らない間に恋が進んでそれを知ったり知られたり。みんなで鍋を囲んだり、テレビを買うために学園祭に出てみたり。
煌きと苦しさの割合がちょうどいい。
表題作の写真について学んでいる攻めと経済学部に通っている受けの二人は本当に付き合うのかよくわかりません。攻めが掴めない人間でよくわからない。胡散臭いとかそういうのじゃないけど、なんかするっと気づいたら手から滑り落ちていそうな感じ。
受けがじわじわと攻めを意識してきているかなあ…と思う。知らないことが楽だと思っていたのにそれに不安を感じ始める。しんどい。
絵を学んでいる攻めと苦学生の受けは胸が痛くなる。ぐう…って感じ。
受けの響川さんがお金が必要で自分を売ってでも稼ごうとするのがとてつもなく苦しい。それを知った攻めが激昂してお金は自分が払うからってことでお金が絡んだ関係になってしまう。もともと絵のモデルになっていたから受けは今までと変わらないことをしていると食いしばるのが辛い。
この二人はちゃんと幸せになったのでよかったです。
書き下ろしのどちらも絵を描き学んでいる二人はもう何も言えない。言うけど。
この二人はセックスはするけど付き合っていない。でもセフレでもない名前のない関係の二人。
最初は受けは電車が通れば部屋が揺れるようなところに住んでてここで二人はセックスをしていたりする。そういう二人が好きなので刺さりすぎておかしくなりそうだった。この部屋の描写がとても暗くて狭くて他に人なんかいないのではと思わせる。そこに吹いている風や揺れる部屋とか色んなことがそのまま想像できる。
一見受けが攻めに依存しきっているような感じだけど案外攻めも受けがいないとだめなんじゃないかなと思ったり思わなかったり。
受けは幼い頃世界の見え方が少し変わっていてそれを絵にして吐き出していたんだけど、大学で進級するための絵を描いて攻めは怒る。変化と同化って善なのか悪なのかわからないなあ。
読んでいてずっとどきどきしていた。ページをめくる手が震えてうまく次に進めなかったりした。
とても独特の文ではないけど読んでいて泣きそうになる。ふっと涙腺がゆるむ。どこかでこの作者さんは作家になるための人って書いてあったけどそうだと思った。ぎらぎらとデコレーションされているわけじゃないのに他の誰にもない。
たまにある憂いを帯びたどこかに溶けてしまいそうな瞬間の描写がそのまますぎて本当にすごかった。
気合を入れて最終刊読んでくる。それぞれの関係の終着点かな。
2019.8.14 坦々麺
ポケ森とキャラメル
ポケ森ではガーデンイベが始まりました。
前回大苦戦を強いられたので今回は真面目に花を植えテントウムシを捕獲しています。相変わらず捕獲率は低くスマホを投げ出したい気持ちを堪えるのに必死です。種集めに奔走しています。
以前はnoteでポケ森の活動報告をしていましたがnoteの使い方に悩み、あんなカッコいい記事が沢山あるnoteに私のぼんやりポケ森日記を晒していいのか怖くなったのではてなに書くよ。
こちらは前回の釣りイベで両手に花ならぬ両手にサメで喜んでいる図。釣りイベはまあまあの結果でした。トロフィーは全部貰えたのでよかったです。
サンリオのキャラの中で一番好きなポムポムプリンのガチャが行われたので引きました。☆4のベッドが引けて大変嬉しいです。あともう一回ぐらい回す予定です。
なんか見た目が凄いものを捕獲できた。これはなんなんだ。
マグロ!マグロ!
ポケ森に鯉がいるとは思ってなかった。
あまりのサイズ感に笑ってしまった。ビックサイズにも程があるヒラメ!
そしてポケ森の私の推しは始めた時からキャラメルで、このキャラメルが本当に可愛くて私はしんどい。
ああ…ああ…ああ…キャラメル……そんな健気なことを言ったらもう……
これを見た瞬間私も思ってるに決まってるじゃん!!!!と叫びそうになった。
他にも夏休みのことを教えてくれたりと嬉しさで昔Gを踏み潰した時のようにコテージを走り回った(どう森ネタ)。
サメを頭につけるキャラメルの可愛さ半端ないな……かわいいよキャラメル……。今度はコテージをあさがおにするから……。
ラコスケのプール作りたかったけどリフチケが足りねえ…おらこんなリフチケ不足嫌だ〜…
ハッケミィも懐かしさに胸をやられた。
課金するにもどこにリフチケを費やせばいいのかがわかりません。なんなら浴衣も欲しいよ……。
メインジャンルのソシャゲもイベが始まるので忙しい八月前半になりそうです。
2019.8.2 坦々麺
七月読んだ本(BL)
タイトルのまま。七月に読んだ本の話。BLです。
今月はマンガ小説合わせて15冊読みました。先月は25冊読んだので減りはしたけど、私にしては読んだほう。これからも月平均これぐらい読みたい。
15冊分の感想書くとめちゃくちゃ長くなるし、ブクログやはてなで書いているのもあるので書いていないものの感想とか。
好きで、好きで
隠し事ができません
ひかげの薔薇
処女執事
恋するインテリジェンス
八王子姫
溺愛調教
同い年の弟
制服の愛人
亡くなった父の愛人の子供を好きになった男のとんでもない話だった。言葉にできない。人を選びそうではある。攻めは結婚しているわけではないのではっきりとした愛人ではないけど、愛人ものかな…(?)受け入れる受けのキャパがすごい。
トリガー
クズ攻めってことでおすすめしてもらった一冊。攻めがクズで受けの弱みに付け込む感じ。でも攻めも完全などクズではなくて読み進めるうちにウッってなる。最後の展開は初めて読んだ、受けのセリフが胸にくる。攻めより受けのほうがぶっ飛んでるなあという印象。
いかがわしくも愛おしい
内定がもらえずぎりぎりに決まったのはav(ゲイビ)制作会社だけど会社の商品を見たことがなくてED判定を押される受け。攻めは社長なんだけど、めちゃくちゃかっこいい。いい年上攻め。やっぱり年上攻めはいいな…。これ五億回ぐらい言った気がする。攻めと受けの微妙にすれ違う会話が最高。
最近の部下は難解です
かっこよすぎて恋愛対象にされない受けとよくわからない新入社員攻め。結構ぐいぐい来る攻めでおおお…ってなった。攻めはめちゃくちゃ受け好きだし、受けも攻めのことすごい好きになったので私の心は満たされた。
アカサギ
結婚詐欺師と弁護士の話。この詐欺師が途中からどういう条件の男性に対して結婚詐欺をしているかがわかりだしてああ…そういうことね…となる。貞操帯の話ははじめてでハァ~~~ホァ~~~~と思いつつ読んだ。受けが笑っている絵がめちゃくちゃ綺麗で眺めた。
意外と感想書いてるな私。
七月は変わらず頭が混乱しすぎて脳が溶けるんじゃないかと不安になるBLからあらあ…かわいい…って涙が出るBLも読めたので満足。
今未読のBLが一冊もないので地獄です。早く買いに行きたい。
2019.7.31 坦々麺
2019年上半期に読んだBLまとめ③
※noteで公開していたものを移しました。
BLの話です。
小説の次はBL漫画をまとめます。
漫画はちらほら電子書籍で読みました。電子書籍限定書き下ろしというものがあることを知った。ちなみに私はレンタにお世話になっています。
ネタバレ祭りです。
小説同様ブクログから下に拾っていく。○がついているものは電子書籍です。以下敬称略
薫りの継承上下/中村明日美子
世界一初恋1~10/中村春菊
家政夫のニタ/正弓
錆びた夜でも恋は囁く/おげれつたなか
待ち狐と人の子/ん村
○ころがりおちてアメとムチ/GO毛力
○寡黙な親友がただのムッツリでした/GO毛力
○番になれない/小坂つむぎ
○自堕落社長のシークレット・ライフ/下崎さいり
○ごちそうさま、ヴァージンチェリー/GO毛力
このおれがおまえなんか好きなわけない/緒川千世
世界は君で廻ってる/緒川千世
チキンハートセレナーデ/大島かもめ
犬も喰わない/彩景でりこ
漫画はおすすめしてもらったものを読んだりツイッターで見つけたりして読んだのがほとんど。はじめて中村明日美子さんのBL読んだけどすごかった…。
感想など
世界一初恋
これはBL好きな人なら九割ぐらいは読んでるのでは?ちなみに私が人生で初めて読んだBLは中村春菊さんの漫画でした。高野さんには少しでも早く報われて欲しい。続き早めに読もうと思います。
待ち狐と人の子
ん村さんはツイッターで知り、そこからずぶずぶ好きになりました。内容はタイトルの通りなのですがなんともいえない二人のじわじわとした関係性が最高にしんどかった。
○寡黙な親友がただのムッツリでした
これのためにレンタに登録した漫画その一。絵が好みすぎて何も考えずに購入した。受けの主人公が人の性欲メーターが見えるようになり親友のメーターがマックスでやばい…という話。受けが馬鹿だけど明るくてかわいい。攻めの顔がめちゃくちゃよくてずっと眼福でした。表情筋ほとんど機能していないのかわいい。本当によかったので全人類に読んで欲しい。
○自堕落社長のシークレット・ライフ
これのためにレンタ登録した漫画その二。下崎さんもツイッターで知り絵が好きすぎてまた何も考えずに購入した。家事が壊滅的にできない社長と家政婦さんの話。社長のだめ具合と家政婦さんのちょっとやばめの性癖がよかった。
このおれがおまえなんか好きなわけない
顔が綺麗でそれで世を渡ってきた受けと目が悪い攻めのラブコメ。好きだということを認めたくなかったりちょっとすれちがったりして王道。攻めの顔が私はめちゃくちゃ好きでした。
世界は君で廻ってる
買ってから知ったのですが、デビュー前に発行された同人誌を集めたものらしい。どれもよかったけど、表題作とヤスイタマシイが特に好きだった。
チキンハートセレナーデ
セフレ二人が攻めのお見合いをきっかけに恋が進む話で、どちらにも色々な思いというか悩みがあったりとかして大変しんどかった。攻めの顔がめちゃくちゃ好きだった。
ここから先は人を選ぶ設定のある漫画
家政夫のニタ
表紙がとにかく好きって言ったらだめかもしれないけど表紙がめちゃくちゃいい。ほとんどクズしか出でこない。受けが恋人にDVを受けています。そこまで痛々しいシーンはないけどニタさんを見ていると胸がぎゅっとなる。
錆びた夜でも恋は囁く
こちらもDVの話。私としては受けにはかんちゃんと付き合い続けてほしかったな~と思った。いやそっちそっちが最終的に付き合うのかとびっくりした。受けの言動全てが胸につまった。幸せになってほしい。
○ころがりおちてアメとムチ
オメガバースのβ×Ω。私はαΩが一番好きなので、幼馴染頑張れ!!!!!って思ったけど、しんどかったです。受けがとにかくあほって感じでかわいい。語彙力がないからうまくいえなくて悲しい。
○番になれない
こちらもオメガバース。βだと嘘をついているαとΩ。こちらも受けがあほというか初心でかわいい。攻めが天然を装って寝癖わざとつけてるのが最高だった。攻めはなかなか腹黒い。
○ごちそうさま、ヴァージンチェリー
義理の兄弟の3P。ブラコン大集合という感じ。主人公が次男で、三男×次男・次男×長男。noteがどこまで書いていいのかよくわからないのであまり詳しくはいえないけど絵面がすごかった。ブラコン三人元気でやってほしい。
犬も喰わない
これは私には説明できません。脳が大混乱を起こした三角関係BL。こういう形の恋愛もあるんだな…と口が開きっぱなしでした。言葉じゃ表せないので読んでみてほしい。
薫りの継承
初の中村明日美子さん。耽美だった…。兄弟BLです。禁忌を犯している感じがものすごい。攻めがどんどん色っぽくなってきて空を仰ぐしかなかった。ラストの展開も最高だった。甥っ子はどうなるんだろうか…と気になって仕方がない。
超有名作やオメガバースや色々読んだな上半期。
こんな感じでなんでも読む人間なのでおすすめあれば教えてください…。
下半期は表紙買いを積極的にやっていきたい。
寡黙な親友がただのムッツリでしたが期間限定で一話無料配信をしているみたいなのでどうかよろしくお願いします。
2019.6.30 坦々麺
2019年上半期に読んだBLまとめ②
※noteで公開していたものを移行しました。
BLの話です。
①に続いてこの上半期に読んだBL小説のまとめ。以下敬称略
こちらは人を選ぶ設定があると思ったものです。
キス/一穂ミチ
ラブ/一穂ミチ
好き好き大好き、全部欲しい/夕映月子
理系の恋文教室/海野幸
FRAGILE/木原音瀬
二重螺旋/吉原理恵子
愛情鎖縛/吉原理恵子
攣哀感情/吉原理恵子
相思喪曖/吉原理恵子
深想心理/吉原理恵子
業火顕乱/吉原理恵子
他人じゃないけれど/樋口美沙緒
夜明けには優しいキスを/凪良ゆう
兄弟にはなれない/桜木知沙子
くちびるに蝶の骨/崎谷はるひ
感想など
下にいくほどヘビーになっていくように書いています。
好き好き大好き、全部欲しい
これはリバカップルです。初めてリバ読みました。最高でした。リバが地雷じゃなければ読んで欲しい。もうタイトルがぴったりすぎて頷くことしかできない。好きが溢れいてるBLはいいな。好きだからこそのリバできゅんきゅんした。
他人じゃないけれど
養父が好きな高校生が主人公。これは養父と高校生だと勘違いして買ったけどよかったです。BL読んで初めて泣いた。養父が最初はほわほわしすぎて大丈夫か?と思っていたが優しさに溢れてた…。カップリングは養父ではないです。
兄弟にはなれない
ワンナイト相手がまさかの父親の再婚相手の息子で兄弟になるという兄弟BL。BLというよりは家族の話が結構多かったかな。また違うけど他人じゃないけれどと雰囲気が似ているかな。
理系の恋文教室
冴えないおじさん教授とハイスペック大学生の話。おじさん受けでこのおじさんが本当にもうおじさん通り越しておじいちゃんに思えてくる。大学生は教授にアタックするも全く気がついてもらえない。教授視点で書かれているのですが、もしかして自分は好かれているのでは…?と気づき始めるところとか本当に可愛かった…。枯れたおじさん好きには多分最高の一冊。
老後のこととか考えると切なくもなる。
キス.ラブ
本としては別ですがラブはキスの続編です。
キスはとにかく痛くて苦しくて閉塞感という感じだったので①には混ぜなかった。ネグレクトを受けて育った受けとクラスの中心にいる攻めの長い時間の恋愛小説。
攻めは受けへの執着心がかなり強くて、受けはなぜこんな自分がかまわれるのかと不思議で仕方がないのですがそれにも理由があってそれがわかってからが本編な気がしてくるぐらい苦しい。
この上半期で一番胸がえぐられたBLでした。このどうしようもない気持ちを共有したいので誰か読んでください。
夜明けには優しいキスを
DVものです。結構がっつりそういう表現があります。DV彼氏加瀬さんと、ある理由からそれを受け入れる受けと正義感の強い攻めの三角関係(?)。加瀬さん目当てで買ったからっていうのも大きいけどここまで当て馬的な人に感情移入したBLは初めてでした。
二重螺旋シリーズ
血の繋がった兄と弟のBLです。BLだけどBLじゃないというかなんというか。昼ドラばりのドロドロさと禁忌を犯した二人の話。兄が攻めなのですが兄の執着心がすごい。受けの弟さえいれば怖いものが何もない。だからこその他人への冷たさが最高。父親の不倫から始まった家庭崩壊により色んなことが起きてBLでありながらも家族の話が多い。内容もだけど文章自体が結構独特なのでそこらへんも人を選びそう。この二人が本当に二人だけの世界になったらどうなるんだろう…と考えてしまう。
くちびるに蝶の骨
心と頭が複雑骨折しているぶっ壊れた攻めと精神ズタズタにされたドM受けのこじれにこじれてもう無茶苦茶な話。別れたい受けとそれを許さない攻めは十二年間そうやって生活してきたらしいけどこの受けだからこそなんとかなったんだろうな。とにかくぶっ飛んでるというか、本当に攻めが複雑骨折しまくりでプレイがかなりやばい。攻めががっつり浮気しているのでそういうシーンが無理な人は倒れると思うからなんでもいけるよって人にはおすすめ。
FRAGILE
これはnoteで書きました。この上半期で一番人を選ぶと思うけど、どんなのでもどんと来いって人には読んで欲しい。木原音瀬さんすごい…
キスは環境や雰囲気でこちらに混ぜましたが、他は設定で選んだため上にある四作はかなりほんわかしていたり甘かったりなので設定がいけたら誰でも読めそう。キスから下は結構人を選ぶかな…。私は執着がすごい攻めめちゃくちゃ好きなので最高でした…。
この上半期というよりこの六月はたくさん読めたな~。
ほわほわ優しいBLもぶっとびハチャメチャBLも読めたので満足です。私は割りと薄暗いというか共依存っぽいBLがめちゃくちゃ好きなので下半期はそのあたりを見つけ出したい。おすすめある方は教えてください。
2019.6.30 坦々麺